本記事ではMXレコードに関して以下の内容を説明しています。
- MXレコード切替とは
- MXレコード切替手順
注意事項
MXレコード切替前の事前確認
MXレコード切替当日の作業
MXレコードの切替とは
MXレコード切替とは、お客様ドメイン宛てのメールをMailGatesサーバへ配送するために行うDNS上の設定変更です。お客様ドメインのMXレコードを既存メールサーバからMailGatesサーバに変更することで、お客様ドメイン宛てのメールがMailGatesに配送されるようになります。
MXレコード切替手順
注意事項
- 本作業は、お客様ご自身で行っていただく作業です。土日や夜間などユーザ影響の少ない時間帯にご実施いただくことをおすすめします。
- 通常の保守サポートは平日9:00~17:30までです。休日や夜間帯に電話待機やサポート対応を希望される場合は、有償作業として別途費用が必要です。費用については営業担当までご連絡ください。
- MXレコードの切替は、MAILGATES Σのアンチウイルス・アンチスパム機能を使用する場合に必要な作業です。
- Cloud Mail SECURITYSUITE のLite・Compact・Basicをご利用のお客様におかれましては、本作業はご不要です。Standard・Premiumをご利用のお客様、またはMAILGATES Σをご契約のお客様のみご実施ください。
事前準備
- Google Workspaceをご利用の場合は、Google Workspace連携設定の「受信ゲートウェイ」の設定が完了していること、Microsoft 365をご利用の場合は、Microsoft 365連携設定の「受信コネクタ」の設定が完了していることを確認します。
- MXレコードのTTL値を確認し、300秒より大きい場合は、切替当日の10日程度前までに300に変更します。
※TTL値の変更は、DNS側の設定です。具体的な手順につきましては、お客様ドメインを管理されているDNS管理会社様へご確認ください。
※TTLで指定された時間が経過するまでは、DNSでキャッシュとして保存された古いレコードが参照されます。TTLを短くしておくことで、早くキャッシュが破棄されることになり、MXレコード変更後に新しいMXレコードが参照されやすくなります。
※現在のTTL値は、Windowsのコマンドプロンプトよりnslookupコマンドを実行することによりご確認いただけます。> nslookup -debug -type=mx example.co.jp
example.co.jp
MX preference = 10, mail exchanger = mg.cybermail.jp
ttl = 1799 (29 mins 59 secs)
※切り替え後、10日程度経過し安定してメールの送受信が行われることを確認できましたら、1.で変更されたTTL値を元の値へ戻してください。
MXレコード切替当日の作業
- MXレコードを「mgf.cybermail.jp」へ変更します。
【設定例】
example.co.jp. 299 IN MX 10 mgf.cybermail.jp.※「example.co.jp」をお客様ドメインへ置き換えてください。
※SPFレコードについてはこちらをご参照ください。
※DNS側の設定です。具体的な手順につきましては、お客様ドメインを管理されているDNS管理会社様へご確認ください。 - 外部から送信されたメールをMailGatesを経由して受信できることを確認します。受信ログに記録が残っている場合、MailGatesを経由したと判断できます。
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