本記事では、Google Workspaceをご利用のお客様向けに、Google WorkspaceとMailGatesを連携させるための設定について説明しています。Google Workspace側の設定であり、本設定に伴うMailGatesの作業はございません。
- 受信ゲートウェイの設定
- MailGatesのアンチウイルス・アンチスパム機能を使用する場合に必要な設定です。本設定を行うことでMailGatesを経由して受信したメールがGoogle Workspace側でスパム判定されにくくなります。
本設定のみでは、受信経路は変更されません。MXレコードを変更することで、お客様ドメイン宛てのメールがMailGatesを経由するようになります。
設定前 :外部メールサーバ → Google Workspace
設定後 :外部メールサーバ → Google Workspace
MX切替後:外部メールサーバ → MailGates → Google Workspace - 送信ゲートウェイの設定
- MailGatesの誤送信対策・メール暗号化・添付リンク機能を使用する場合に必要な設定です。
本設定を行うことでメールの送信経路が以下の通り変更されます。
設定前 :Google Workspace → 外部メールサーバ
設定後 :Google Workspace → MailGates → 外部メールサーバ
※Microsoft Edge、Internet Explorer での動作について
ブラウザのバージョンが古い場合に、Google Workspace へのログインに失敗することがあります。
以下のバージョン以降で正常にログインができることを確認しています。
Edge:44.18362.449.0
Internet Explorer:11.476.18362.0
本設定が必要なお客様
- Cloud Mail SECURITYSUITE の Lite・Compact・Basic プランをご契約のお客様
Cloud Mail SECURITYSUITE の ビジネス・送信対策 をご契約のお客様
⇒ 送信ゲートウェイの設定のみ必要です。 - Cloud Mail SECURITYSUITE の 受信対策 をご契約のお客様
⇒ 受信ゲートウェイの設定のみ必要です。 - Cloud Mail SECURITYSUITE Standard・Premium プランをご契約のお客様
Cloud Mail SECURITYSUITE の エンタープライズ・送受信対策 をご契約のお客様
⇒ 受信ゲートウェイと送信ゲートウェイの両方の設定が必要です。 - MAILGATES Σをご契約のお客様
受信ゲートウェイ(アンチウイルス・アンチスパム)として使用する場合
⇒受信ゲートウェイの設定が必要です。
送信ゲートウェイ(誤送信対策・審査・添付ファイル暗号化)として使用する場合
⇒送信ゲートウェイの設定が必要です。 - EMERGENCYMAIL をご契約のお客様
⇒受信ゲートウェイの設定のみ必要です。
受信ゲートウェイの設定
※Cloud Mail SECURITYSUITE のLite・Compact・Basicプランをご利用のお客様におかれましては、本設定は不要です。Standard・Premiumプランをご利用のお客様のみ本設定を実施してください。
※Cloud Mail SECURITYSUITE の ビジネス / 送信対策 / アーカイブ をご利用のお客様におかれましては、本設定は不要です。
エンタープライズ / 受信対策 / 送受信対策 のいずれかをご利用のお客様のみ本設定を実施してください。
- Google Workspaceの管理コンソールへログインします。
https://admin.google.com/ - [アプリ]-[Google Workspace]-[Gmail] をクリックします。
- [迷惑メール、フィッシング、不正なソフトウェア]をクリックします。
- 「受信ゲートウェイ」をクリックします。
- 「有効にする」のチェックを入れ、「追加」ボタンから以下のIPアドレスをすべて追加します。
※2022年5月時点のIPアドレスです。
59.84.175.224/27
120.137.171.0/25
27.121.5.128/25
59.84.175.64/26
42.125.229.64/26
168.138.36.14
168.138.33.163
158.101.76.206
158.101.133.234
158.101.66.113
168.138.35.166
168.138.36.6
168.138.37.113
168.138.218.72
158.101.93.181
158.101.72.125
138.3.217.212
138.3.218.24
140.83.56.237
140.83.86.186
133.186.38.0/24
133.186.39.0/24パブリッククラウドのお客様に関しては、他社のクラウドサービスと同様に上記の IPレンジ以外での個々の IP情報を公開することは難しいことをご了承願います。また、弊社で使用する IPはシステムの負荷状況、障害状況、構成変更等により予告なく IPアドレスの変更を行う場合がございますこと予めご了承ください。
最新のIPアドレスはコマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行いただくことでご確認いただけます。$ nslookup -type=TXT spfcm.cybermail.jp
spfcm.cybermail.jp text = "v=spf1 ip4:59.84.175.224/27 ip4:120.137.171.0/25 ip4:27.121.5.128/25 ip4:59.84.175.64/26 ip4:42.125.229.64/26 ~all" - 「保存」をクリックします。
送信ゲートウェイの設定
本設定を行うことで、すべてのメールがMailGatesを経由するようになります。動作確認等の目的で一部メールのみMailGatesを経由させたい場合は、こちらをご参照ください。
- 事前にSPFレコードが登録されていることを確認します。
- Google Workspaceの管理コンソールへログインします。
https://admin.google.com/ - [アプリ]-[Google Workspace]-[Gmail] をクリックします。
- [ルーティング]をクリックします。
- 「送信ゲートウェイ」をクリックします。
- 「mgf.cybermail.jp」を入力して「保存」をクリックします。