本記事ではユーザレベルについて以下の内容を説明しています。
※対象:CYBERMAIL Σ / EMERGENCYMAIL
ユーザレベルとは
ユーザレベルとは、管理者側で各アカウントが利用可能な機能や設定を制限するための設定です。また、IPアクセス制御も可能です。
ユーザレベルは0~10まで利用することができ、レベルごとに機能の有効・無効を設定できます。
例えば、「メール作成」機能をレベル1では「有効」にし、レベル2では「無効」にした場合、レベル1を割り当てられたアカウントは「メール作成」を利用できますが、レベル2を割り当てられたアカウントは「メール作成」を利用できません。
各ユーザレベルのデフォルト値についてはこちらをご参照ください。
ユーザレベル設定の各項目の説明
各項目の説明は以下の通りです。
全般
基本機能
拡張機能
セキュリティ設定
使用環境
メール審査
連携設定
■全般
受信権限 | 「同一ドメインからのみメールを受信可」が選択されている場合、送信者が同一ドメインのメールのみ受信することができます。 ※送信者アドレスが存在しない場合は、この権限による制限は行われません。 ※複数ドメインをご契約いただいている場合でも、別ドメインは「同一ドメイン」としてみなされません。 |
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送信権限 | 「同一ドメインのみに送信可」が選択されている場合、受信者が同一ドメインのメールのみ送信することができます。 ※送信者アドレスが存在しない場合は、この権限による制限は行われません。 ※複数ドメインをご契約いただいている場合でも、別ドメインは「同一ドメイン」としてみなされません。 ※メールシステム切り替え(MXレコードの切替)が完了するまでは、「同一ドメインのみに送信可」へ変更しないようにお願いします。 |
アクセス制御 | Web・POP・SMTP・IMAPの利用可否と接続元IPアドレスによるアクセス制御を行います。 ※アカウント単位でIPアクセス制御をかけたい場合は、こちらをご参照ください。 ※EMERGENCYMAIL をご契約の場合、POP・SMTP・IMAPを利用不可です。 |
■基本機能
メール作成 | 無効にすると、Webメール画面の「メール作成」メニューが表示されません。 「返信」「全返信」「転送」ボタンをクリックすると「You don't have enough permission」が表示されます。 ※メールクライアントのメール作成機能には影響しません。 |
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アカウント委譲 ※ |
無効にすると、 ・環境設定 > アカウント委譲 が表示されません。 ・管理者画面 からアカウント委譲設定ができません。(許可アカウントとして追加できません) ・委譲先のプルダウンに表示されません。 |
外部メール ※ |
無効にすると、拡張機能 > 外部メール が表示されません。 |
分類表示BOX | 無効にすると、分類表示BOX が表示されません。 |
関連メール | 無効にすると、関連メール が表示されません。 ※関連メールとは、件名が類似しているメールを表示する機能です。受信メールの「」アイコンをクリックすると、「Re:」や「Fw:」を除いた件名部分が類似しているメールの一覧が表示されます。 |
※EMERGENCYMAIL ではご利用いただけない機能です。
■拡張機能
容量不足時に自動的にゴミ箱を空にする | 有効にすると、容量をチェックするタイミングでメールボックス空き容量が2%以下になった場合に自動的にゴミ箱を空にします。 ※メールクライアント利用時には適用されません。 ※容量をチェックするタイミングは以下の通りです。 ログイン メール保存(下書き、テンプレート) メール送受信 添付ファイル追加 ファイルアップロード |
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送信者指定 | 無効にすると、メール作成時に送信者の切替ができなくなります。 |
自動転送設定 | 無効にすると、ユーザ画面の自動転送設定が表示されません。詳細はこちらをご参照ください。 |
着信通知 | 無効にすると、環境設定 > メール処理 > フィルタリング の「フィルタ―ルールに一致した場合」の動作のうち「次のアドレスへメール着信通知」が表示されません。 |
フィルタリング | 無効にすると、環境設定 > メール処理 > フィルタリング が表示されません。 |
予約送信 | 無効にすると、メール作成画面にて「予約送信」が表示されません。また「予約送信」フォルダが表示されません。 |
Smartphone | 無効にすると、スマートフォン用UI(~/sp.html)を使用できません。ログイン後に以下のエラーが表示されます。 |
読み取り専用 (アカウント委譲) ※ |
有効にすると、環境設定 > アカウント委譲 > アクティベーション から委譲設定ができなくなります。管理者のみアカウント委譲を設定することができます。 |
※EMERGENCYMAIL ではご利用いただけない機能です。
■セキュリティ設定
使用環境設定編集 | 無効にすると、環境設定 > 個人設定 > 使用環境設定 と テーマ が表示されません。 |
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パスワード変更 | 無効にすると、環境設定 > ログイン関連 > パスワード変更 が表示されません。ユーザのパスワードは管理者が設定する必要があります。 |
強制プレビュー | 無効にすると、メール作成画面で「送信」ボタンをクリックした後に、「プレビュー」画面が表示されず即時送信されます。 |
ファイルダウンロード | 無効にすると、添付ファイル名をクリックしてもダウンロードできません。(添付ファイルの閲覧ができません。) 「添付ファイル管理」「メール保存」が表示されません。 「全添付ファイル保存」「メール保存」が表示されません。 |
個人アドレス帳 エクスポート |
無効にすると、個人アドレス帳の[ツール]-[エクスポート]が表示されません。 |
共有アドレス帳 エクスポート |
無効にすると、共有アドレス帳の[ツール]-[エクスポート]が表示されません。 |
フォルダエクスポート | 無効にすると、「フォルダエクスポート」「メール保存」ができなくなります。詳細はこちらをご参照ください。 |
強制テキストの変更を制限 | 詳細はこちらをご参照ください。 |
■使用環境
環境設定 > 使用環境設定 の各設定の変更を制限します。「有効」にした項目はグレーアウトされ、ユーザ画面から変更ができません。
設定方法
- 管理者画面 > アカウント > ユーザレベル へ移動します。
- 設定対象のユーザレベルをプルダウンから選択します。
- 任意の項目について「有効」または「無効」を設定します。
- 対象のレベルを任意のアカウントに割り当てます。
- 対象ユーザで再ログインすると反映されます。