対象メンテナンス
2025/01/30
2025/02/06
2025/02/13
対象のお客様
- CYBERMAIL Σ のオプション「誤送信対策&審査機能」をご契約のお客様
- MAILGATES Σ のオプション「誤送信対策&審査機能」をご契約のお客様
- Cloud Mail SECURITYSUITE 下記プランをご契約のお客様
Compact / Basic / Standard / Premium
送信対策 / 送受信対策 / ビジネス / エンタープライズ - 損保セキュアメールをご契約のお客様
機能追加
審査ポリシーの機能強化
対象画面
・メール審査 > ドメイン審査ポリシー
・メール審査 > グループ審査ポリシー
■「有効期間」を追加
審査ポリシー画面に「有効期間」を追加しました。
審査ルールの適用期間を指定することが可能です。
- デフォルトでは「すべての期間」となります。
対象メンテナンス実施前に作成された審査ルールでは「すべての期間」に設定されます。
- 「特定期間」を選択した場合、以下の方法で期間を指定することが可能です。
・開始日と終了日を指定する方法
・曜日と時間を指定する方法
■「送信元IP範囲」を追加
審査ポリシー画面に「送信元IP範囲」を追加しました。
送信元IPアドレスの範囲を指定し、審査ルールの適用を制御することが可能です。
※CYBERMAIL Σのお客様はご利用いただけません。
- デフォルトでは空白となります。
- コメント部分を含め、5000バイトまで入力が可能です。
※日本語のコメントはエンコード後のバイト数となります。
- 以下、記入例の形式での指定が可能です。
※「# コメント」という形式でコメントの入力も可能です。
(記入例)
123.45.67.1/24 #内部ドメイン1
123.45.89.0:255.255.255.0 #内部ドメイン2
■一致した際の動作に「添付ファイルを削除して送信」を追加
審査ルールに一致したメールに対する動作に、添付ファイルを削除して送信を行う機能を追加しました。
- メールヘッダー内の「 Content-Disposition: attachment; 」行の有無にて
添付ファイル付きメールかどうかを判断します。
- 削除された添付ファイルの特定はできません。
- メール審査ログ画面のステータス欄には、「添付ファイルを削除して送信」と表示されます。
■「メールにタグを付ける」機能の追加
審査ルールに一致したメールに対して、件名や本文に任意のタグ(文字列)を付与する機能を追加しました。
- デフォルトでは無効です。
- 件名には100バイト、本文には500バイトまでの文字列を付与することが可能です。
※エンコード後のサイズとなるため、件名であれば日本語30文字程度となります。
- 「UTF-8にエンコード」を有効にすると、件名と本文がUTF-8でエンコードされます。
審査ポリシー検索機能を追加
対象画面
・メール審査 > 審査ポリシー検索
ドメイン管理者・グループ管理者が、条件に一致した審査ルールを検索できる機能を追加しました。
■項目説明
-
審査ルールパス:
検索範囲をドメイン審査ポリシー/グループ審査ポリシーで指定します。
※複数グループ審査ポリシーを検索する際は「グループ」を指定する必要があります。
-
条件説明:
各審査ポリシー画面で作成した審査ルール内「条件説明」欄の内容で検索します。
※先頭から64文字までの検索が可能です。
※アルファベットの大文字と小文字は区別して検索されます。
-
条件式:
各審査ポリシー画面で作成した審査ルール内「条件式 > 条件」欄の内容で検索します。
※先頭から318文字までの検索が可能です。
※「項目」欄の項目名での検索はできません。
※アルファベットの大文字と小文字は区別して検索されます。
以下の条件式での検索が可能です。
送信者 / 送信者 (Envelope-From) / 受信者 / Reply-To / Subject / メール本文 / メール本文(未デコード) / メールヘッダー内容 / 送信者IP / 添付ファイル名 / 添付ファイル内容 / 件名
-
実行動作:
各審査ポリシー画面で作成した審査ルール内「一致した際の実行動作」欄の内容で検索します。
以下の実行動作での指定が可能です。
すべての実行動作 / メール審査 / 自己承認 / バウンスメール / 削除 / 送信 / ZIP暗号化送信 / 添付ファイル分離送信 / 添付ファイルを削除して送信
- 検索結果は以下のように表示されます。
※「設定」欄のアイコンを押下すると、対象の審査ルールの設定画面へ遷移します。
「保存」「キャンセル」を押下すると別タブのままドメイン/グループ単位の
審査ルール一覧画面へ遷移します。
- 権限毎の検索・参照・編集可能な範囲は以下の通りです。
審査ルールパス | ドメイン管理者 | グループ管理者 |
ドメイン | 検索・参照・編集 可 | 検索・参照・編集 不可 |
グループ | 検索・参照・編集 可 |
検索・参照・編集 可 |
複数グループ審査ポリシー機能を追加
対象画面
・メール審査 > 複数グループ審査ポリシー
ドメイン管理者が複数のグループに対して、共通の審査ルールを作成できる機能を追加しました。
- 審査ルール追加 / メールにタグを付ける / 登録アドレスに通知 欄は通常の審査ポリシー画面と共通です。
- 複数グループ審査ポリシーでは「適用対象グループ」を選択することが可能です。
- デフォルトでは「このグループとサブグループに適用」となります。
- 「グループ選択」ボタンよりルールを適用する任意のグループを選択可能です。
「このグループとサブグループに適用」でサブグループAを選択し、サブグループAの配下にサブグループB・Cが存在する場合は、サブグループB・Cも審査ルールの適用対象となります。
「このグループのみに適用」でサブグループAを選択し、サブグループAの配下にサブグループB・Cが存在する場合は、サブグループB・Cは審査ルールの適用対象外となります。
選択したグループは、「選択済みグループ」欄に表示されます。
- グループ審査ポリシー画面では、複数グループ審査ポリシーの「変更」欄が目のアイコンで表示されます。アイコンを押下すると、設定内容を閲覧することが可能です。設定内容の編集はできません。
- 複数グループ審査ルールはグループ審査ルールよりも上位に表示されます。
複数グループ審査ルールより上位にグループ審査ルールを移動させることはできません。
グループ審査ポリシーに「段階承認」機能を追加
対象画面
・メール審査 > グループ審査ポリシー
グループ審査ポリシーにて、審査ルールに一致したメールに対する動作に段階承認機能を追加しました。
最終承認者による承認の前に他の承認者による事前承認が必要な場合、MailGatesのグループを利用して
親グループとそのサブグループの管理者によって段階的にメール審査を行うことが可能です。
■設定方法
- メール審査 > グループ審査ポリシー にて特定の審査ルールを作成/編集します。
- 委譲先を「全サブグループ」もしくは「グループ指定」に設定します。
- 一致した際の実行動作に「メール審査」を選択すると、「承認ワークフロー」欄にプルダウンメニューが表示されます。
・一回限りの承認:一度審査(承認)が行われると、対象メールが送信されます。
・段階承認:指定したグループ毎に審査(承認)が行われると、対象メールが送信されます。
※段階承認を行うグループは、プルダウンメニューより「段階承認」を選択すると表示される
「グループ追加・削除」欄から指定することが可能です。
※指定したグループは「選択済みグループ」欄に表示されます。
■送信者が段階承認されたメールを確認する方法
段階承認の対象となったメールの送信者は、MailGatesユーザ画面 > メール審査 > メール承認フロー より、段階承認が行われている/行われたメールの各種情報やステータスを確認することが可能です。
- 「ステータス」欄からは段階承認の処理状況の確認が可能です。
内容は以下の通りです。
・処理中:段階承認が完了していないメール
・承認済み:段階承認がすべて完了したメール
・バウンス:段階承認の承認者により審査が行われ、バウンスとなったメール
・削除:段階承認の承認者により審査が行われ、削除されたメール
- 「詳細」欄からは審査者のアカウントと審査者からのコメントの確認が可能です。
※審査通知メールから処理が行われた場合には、コメント欄に「通知メールにより審査」と表示されます。
■承認者が段階承認されたメールを確認する方法
- 管理者宛に届く通知メール「審査されたメールの一覧」には、段階承認である旨は明記されません。
MailGatesから送信される通知メール一覧
- 段階承認の対象となったメールには、メール審査 > 審査メール に「監査ログ」アイコンが表示されます。
「監査ログ」アイコンからは段階承認の状況を確認することが可能です。
■制限事項
- 親グループが同じかつ審査ルールを設定したグループより下位のグループでのみ段階承認を行うことが可能です。
- 上位のグループや同階層の他グループ、親グループが異なるグループでは段階承認を行うことはできません。
- 複数グループ審査機能では、段階承認を設定することができません。
- 「審査前通知・審査後通知」や「登録アドレスに通知」を有効にすると、段階承認を行うたびに対象アドレスへ通知メールが送信されます。
審査ルールの条件についての仕様変更
対象画面
・メール審査>ドメイン審査ポリシーまたはグループ審査ポリシー
MailGates内の条件と合致する正規表現を入力した場合に、
条件が「正規表現」以外に変更される仕様を、「正規表現」のままとする仕様に変更しました。
■仕様変更前
■仕様変更後