本記事では、クライアントIDを作成し、Google Workspaceに存在するユーザリストをMAILGATESΣへインポートする手順について説明しています。
本手順を実施することにより、MAILGATESΣがメールを受信するときに、宛先のユーザがGoogle Workspaceに存在するユーザかどうかを判断できるようになります。
本手順を実施しなかった場合、メールを受信できませんので必ず実施いただくようにお願いいたします。
作業概要
注意事項
- 「承認済みの JavaScript 生成元」「承認済みのリダイレクト URI」が必要です。開通通知書に記載がございます。
- Microsoft Edge、Internet Explorer で作業する場合、ブラウザのバージョンが古いとGoogle Workspaceへのログインに失敗することがあります。以下のバージョン以降で正常にログインができることを確認しています。
Edge:44.18362.449.0
Internet Explorer:11.476.18362.0 - 手順内のスクリーンショットはGoogle Workspace側の仕様変更により、変更されている場合がございます。
- GCP Console の詳細については Google の公式ヘルプ情報等を参照ください。
OAuth クライアントID作成手順
- Google Workspace 管理者アカウントで、GCP (Google Cloud Platform) Console へログインします。
https://console.cloud.google.com/
- 左上の「プロジェクトの選択」-「新しいプロジェクト」の順にクリックします。
- 任意の「プロジェクト名」を入力し「作成」をクリックします。
- 作成したプロジェクトを選択します。
- ナビゲーションメニューから「API とサービス」をクリックします。
- 「API とサービスを有効化」をクリックします。
- 「Admin SDK」を検索し、「有効にする」をクリックします。
- ナビゲーションメニューから[API とサービス]-[OAuth 同意画面]をクリックします。
- 「内部」を選択し、「作成」をクリックします。
- 以下の内容を入力し「保存して次へ」をクリックします。
◼アプリケーション名:MAILGATES
◼ユーザーサポートメール:任意
◼承認済みドメイン :cybermail.jp
◼デベロッパーの連絡先情報:任意 - 「②スコープ」では何も入力せず、「保存して次へ」をクリックします。
- 「③概要」にて設定内容に問題がなければ、「ダッシュモードへ戻る」をクリックします。
- [認証情報]-[認証情報を作成]-[OAuth クライアント ID]の順にクリックします。
- 以下の内容を入力し「作成」をクリックします。
■アプリケーションの種類:ウェブアプリケーション
■名前:MAILGATES
■承認済みの JavaScript 生成元:開通通知書をご確認ください
■承認済みのリダイレクト URI:開通通知書をご確認ください - 作成されたクライアントIDをコピーします。
- Google Workspace 管理コンソールへログインします。
https://admin.google.com/
- [セキュリティ]-[API の制御]の順にクリックします。
- [サードパーティ製アプリのアクセスを管理] をクリックします。
- [アプリを追加]-[OAuth アプリ名またはクライアント ID]をクリックします。
- 12.にてコピーしたクライアントIDを入力し検索すると「MAILGATES」が表示されますので、これを追加します。
Google WorkspaceのユーザリストをMAILGATES Σへインポート
- Google Workspace 管理者アカウントで、GCP (Google Cloud Platform) Console へログインします。
https://console.cloud.google.com/
- ナビゲーションメニューから[API とサービス]-[認証情報]をクリックします。
- 「OAuth クライアントID作成手順」で作成したクライアントID(.jsonファイル)をダウンロードします。
- MAILGATES Σへ管理者アカウントでログインします。
- 管理者モード > ユーザ・グループ設定 > OAuth 認証設定 へ移動し、3.にてダウンロードしたJSONファイルを選択し、「保存」をクリックします。
下記のメッセージが表示されると成功です。 - 「接続」をクリックします。
- Google Workspace の管理者アカウントでログインします。
- MAILGATESΣが Google Workspace から情報を取得することに関する OAuth 同意画面が表示されます。
内容を確認のうえ「許可」をクリックします。
「認証成功」が表示されると成功です。