本記事では、一部のメールのみMailGatesを経由してメールを送信する方法について説明しています。
MailGates - Google Workspace連携設定(送信ゲートウェイ)の設定を実施した場合、すべてのメールがMailGatesを経由して送信されるようになります。
上記設定を行う前に、一部のメールだけで、MailGatesのZIP暗号化やメール審査の設定の動作確認を行いたい場合、本記事の設定を行ってください。
手順
- Google Workspace の管理コンソールへログインします。
https://admin.google.com/ - [アプリ]-[Google Workspace]-[Gmail] へ移動します。
- 「ホスト」をクリックします。
- 「ルートを追加」より、以下の内容を設定します。
■名前:任意
■メールサーバーの指定「単一のホスト」「mgf.cybermail.jp」「25」
「保存」をクリックします。 - 「Gmail の設定」に戻ります。
- 「コンプライアンス」をクリックします。
- 「コンテンツ コンプライアンス」の「設定」をクリックします。
- 任意の名前を入力し「1. 影響を受けるメール」にて「送信」「内部 - 送信」のチェックを有効にします。
各項目の意味については以下をご参照ください。
https://support.google.com/a/answer/6069954?hl=ja - 「2. 各メッセージで検索するコンテンツを表す表現を追加する」の「追加」をクリックし、MailGatesを経由させたいメールに合致する条件を設定します。
例)送信者「admin@example.co.jp」から送信したメールのみMailGatesを経由させる場合 - 「3. 上記の表現が一致する場合は、次の処理を行います」では、「ルートを変更」にチェックを入れ、4.にて追加したホストを選択します。
- 「オプションを表示」をクリックし、「影響を受けるアカウントの種類」にて本設定の適用対象アカウントを適宜選択してください。
- 「保存」をクリックします。
設定は以上です。
テストメールを送信し動作確認します。
MailGatesのログ閲覧やGoogle Workspace のログ確認にて、テストメールがMailGatesを経由するようになったかご確認ください。
■参考情報
https://support.google.com/a/answer/2618874