本記事では、SPFレコードを設定する目的と具体的な設定例について記載しております。
- SPFレコードを設定する目的
- CYBERMAIL Σのお客様向け設定例
- CYBERMAILΣ以外(CYBERMAILΣ-ST・MAILBASEΣ・MAILGATESΣ・Cloud Mail SECURITYSUITE・CYBERCHAT)のお客様向け設定例
SPFレコードを設定する目的
SPFレコードとはDNS上のテキストレコードのことであり、SPF認証を行うために使用されます。
SPFレコードを登録することで、MailGatesから送信されたメールが受信側でなりすましメールとして判定されることを回避できます。
- SPFレコードには、該当ドメインを送信元としてメールを送ってもよいサーバのIPアドレス等を記述します。
- 受信側は送信元ドメインのSPFレコードを参照し、許可されたIPアドレスから送信されたメールかどうかを判断します。
- SPFレコードはDNS上の設定であり、MailGatesの設定画面からは変更できません。具体的な変更方法についてはお客様ドメインを管理されているDNS管理会社様へご確認ください。
CYBERMAILΣのお客様向け設定例
弊社クラウドサービスのIP情報は「include:spfcm.cybermail.jp」です。
以下のサービスをご利用のお客様で既存のSPFレコードを書き換える場合、または新規にレコードを追加する場合は、以下の通りご設定ください。
- CYBERMAIL Σ
- EMERGENCYMAIL (別ドメインプラン)
※「example.co.jp」をお客様ドメインへ置き換えてください。
- 設定例1 - お客様ドメインからメール送信するシステムがCYBERMAILΣのみの場合
example.co.jp. IN TXT "v=spf1 include:spfcm.cybermail.jp ~all"
- 設定例2 - 複合機などのメール送信を行う社内システム(100.0.0.0/24)を追記する場合
example.co.jp. IN TXT "v=spf1 include:spfcm.cybermail.jp +ip4:100.0.0.0/24 ~all"
■参考情報
間違いから学ぶSPFレコードの正しい書き方(外部リンク)
SPFレコードチェックツール
CYBERMAILΣ以外のお客様向け設定例
弊社クラウドサービスのIP情報は「include:spfcm.cybermail.jp」です。
以下のサービスをご利用のお客様で、すでにSPFレコードが存在する場合は、既存のSPFレコードに「include:spfcm.cybermail.jp」のみ追記してください。
- CYBERMAIL Σ ST
- MAILBASE Σ
- MAILGATES Σ
- CYBERCHAT
- Cloud Mail SECURITYSUITE
- EMERGENCYMAIL
※「example.co.jp」をお客様ドメインへ置き換えてください。
- 設定例1 - すでにGoogle Workspace のIP情報が存在し、追記する場合
example.co.jp. IN TXT "v=spf1 include:_spf.google.com include:spfcm.cybermail.jp ~all"
- 設定例2 - すでにOffice 365のIP情報が存在し、追記する場合
example.co.jp. IN TXT "v=spf1 include:spf.protection.outlook.com include:spfcm.cybermail.jp ~all"
■参考情報
間違いから学ぶSPFレコードの正しい書き方(外部リンク)
SPFレコードチェックツール