MXレコード切替手順(独自ドメイン利用向け)

本記事では、MXレコード切替手順について説明しています。
MXレコード切替手順の概要は以下の通りです。上から順にご実施ください。

実施タイミング 設定箇所 作業内容
MXレコード切替日の
10日程度前までに実施
- 事前準備
DNS TTL値の変更
MXレコード切替当日に実施 損保セキュアメール 配送先サーバの変更
DNS MXレコードの変更
DNS SPFレコードの変更
- 動作確認

※「共通ルールプラン」をご利用のお客様、「個別ルールプラン」サブドメインをご利用のお客様は、MXレコード切替作業は不要です。

※以下の記事についてもあわせてご確認ください。
DNS関連のよくあるご質問

 

 

 

事前準備

  • ご契約ドメインに「.sompo-mail.com」が含まれていないことをご確認ください。
    「.sompo-mail.com」を含むドメインの場合、MXレコード切替作業は不要です。
  • 損保セキュアメールへアカウント登録を行います。
  • お客様ドメインを管理するドメイン管理会社(お名前.com、XSERVERなど)へ以下の点をご確認ください。
    ・TTL値の変更方法
    ・MXレコードの変更方法
    ・SPFレコードの変更方法

 

 

 

TTL値の変更

切替当日の10日程度前までにTTL値を、300(単位:秒)に変更してください。
具体的な手順については、お客様ドメインを管理するドメイン管理会社へご確認ください。

現在のTTL値は、Windowsのコマンドプロンプトよりnslookupコマンドを実行することによりご確認いただけます。

> nslookup -debug -type=mx example.co.jp
example.co.jp
MX preference = 10, mail exchanger = mg.cybermail.jp
ttl = 1799 (29 mins 59 secs)

※example.co.jp をお客様ドメインに読み替えてください。
※DNS側の制限等により、TTL値の変更が難しい場合は変更しなくても問題ございません。
ただし、TTLを変更しなかった場合、MX切替直後のメールが旧メールサーバへ届く可能性が
ございます。

 

 

 

配送先サーバの変更

※MXレコードの切替当日までは本設定を実施しないようにご注意ください。

  1. 損保セキュアメールへadminアカウントでログインします。

  2. ログイン後、画面右上のMailGatesのアイコンをクリックします。
    mceclip0.png

  3. 管理者モード > スパムメール管理 > 許可・拒否設定 > 許可条件式 へ移動します。

  4. 「自ドメイン許可設定」にチェックを入れ、「削除」ボタンを押します。
    mceclip0.png

    ※本設定は損保セキュアメールの同一システム収容の他のお客様からご契約ドメイン宛にメールを送信した際に、MX切替前に意図しないスパム判定が発生することを回避するための初期設定です。

  5. 「OK」を押します。
    mceclip1.png

  6. 管理者モード > メール配送先管理 > メール配送先設定 へ移動します。
    mceclip0.png

  7. メール配送先サーバーを「損保セキュアメール」へ変更します。
    mceclip3.png

 

 

 

MXレコードの変更

DNS上でMXレコードを、開通通知書の「MXレコード」に記載の値に書き換えてください。
具体的な手順については、お客様ドメインを管理するドメイン管理会社へご確認ください。

mceclip0.png

 

【設定例1】開通通知書に「mg.cybermail.jp」と記載されている場合

example.co.jp.  300  IN  MX  10  mg.cybermail.jp.


【設定例2】開通通知書に「mgc.cybermail.jp」と記載されている場合

example.co.jp.  300  IN  MX  10  mgc.cybermail.jp.

※example.co.jp をお客様ドメインに読み替えてください。

 

 

 

SPFレコードの変更

SPFレコードに「include:spfcm.cybermail.jp」を追記してください。
具体的な手順については、お客様ドメインを管理するドメイン管理会社へご確認ください。

SPFレコードが登録されていないと、お客様から送信したメールが受信側でスパム判定される場合があるため、MXレコード切替と同時にSPFレコードもあわせて登録していただくことを推奨しております。

 

【設定例】

example.co.jp. IN TXT "v=spf1 include:spfcm.cybermail.jp ~all"

※example.co.jp をお客様ドメインに読み替えてください。

 

 

動作確認

外部からお客様ドメインへ送信したメールが、損保セキュアメールに届くことをご確認ください。
損保セキュアメールに登録済みのアカウントに対してテストメールを送信してください。

 

 

 

MXレコード切替後のよくあるご質問

 

  • 外部ドメインからの全てのメールが、スパム判定されない
    ⇒手順4の「自ドメイン許可設定」を解除していない可能性があります。
  • 外部ドメインから受信できない
    ⇒MXレコードの設定に誤りがないか再度ご確認ください。
  • 外部ドメインからの全てのメールを、旧メールサービスで受信している。
    ⇒MXレコードの設定に誤りがないか再度ご確認ください。
    ⇒手順7の「メール配送先サーバー」設定が切り替わっていない可能性があります。
  • 旧メールサービスのドメインからのみ受信できない。
    ⇒旧メールサービスの仕様によってはドメイン解約までは、
    旧メールサービス内で内部配送される可能性があります。
  • 損保セキュアメールから携帯キャリア宛のテストメールを受信できない
    ⇒携帯キャリア側で迷惑メールフィルタ設定やなりすましメール設定などを無効にしてお試しください。
  • 配送テストを行ったが、MailGatesのログ閲覧に表示されない
    ⇒MailGatesのログの反映には時間がかかる場合がございます。
     時間を空けていただき出力されるかご確認ください。

 

 

 

  

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