本記事では、サポートシステム上に登場する下記用語の意味を説明しています。
CYBERMAIL Σ
「CYBERMAIL Σ」とは損保セキュアメールのことです。
CYBERMAIL Σには「CyberMail」と「MailGates」の2つのシステムが含まれており、
「CyberMail」はWebメールを指し、「MailGates」はアンチスパム(スパムチェック機能)を指します。
CyberMail
MailGates
ドメイン
ドメインとは、メールアドレスの@より後ろの部分です。
user@example.co.jp
上記メールアドレスの場合、ドメインは「example.co.jp」です。
DNSサーバ
DNSサーバは、ドメインに紐づく様々な情報を提供するサーバです。
下記表のように例えば「cybersolutions.co.jp」というドメインには、レコードと呼ばれる情報がいくつか紐づけられています。これらの情報を管理しているのがDNSサーバです。
cybersolutions.co.jp | Aレコード | 34.85.69.21 |
MXレコード | xxx.hogehoge.jp | |
TXTレコード | "v=spf1 ip4:59.84.175.224/27 ~all" | |
… | … |
例えば、Aレコードには、そのドメインに対応するIPアドレスが記載されています。
DNSサーバに対して「cybersolutions.co.jp」の「Aレコード」を問い合わせると、「cybersolutions.co.jp」に対応するIPアドレスを知ることができます。
MXレコード
MXレコードは、そのドメインに対応する配送先メールサーバの情報が記載されているレコードです。
MXレコード例)
cybersolutions.co.jp. 1799 MX 10 xxx.hogehoge.jp.
上記は、ドメイン「@cybersolutions.co.jp」宛てにメールを送信する場合、「xxx.hogehoge.jp」というサーバに向けてメールを送信すればよいことを示します。
メールサーバはメール送信時に、DNSサーバに対して送信先ドメインの「MXレコード」を問い合わせることで、適切なサーバへメールを送信することができます。
MXレコード切替
MXレコード切替とは、MXレコードを書き換えることを指します。
具体的には、以前使用されていたサーバから弊社サーバ(MailGates)にMXレコードを書き換えることを指します。
example.co.jp. 1799 MX 10 xxx.hogehoge.jp.
↓
example.co.jp. 1799 MX 10 mg.cybermail.jp.
MXレコードはそのドメイン宛てのメールの配送先サーバを示しているので、MXレコードを弊社サーバ(MailGates)に書き換えると、お客様ドメイン宛てのメールが弊社サーバ(MailGates)に届くようになります。
SPFレコード
SPFレコードは、そのドメインからメールを送信してもよいサーバの情報が記載されているレコードです。
SPFレコード例)
cybersolutions.co.jp. IN TXT "v=spf1 ip4:59.84.175.224/27 ~all”
上記は、送信者のドメインが「@cybersolutions.co.jp」のメールを送信してもよいサーバが「59.84.175.224/27」であるということを意味します。
「59.84.175.224/27」以外のサーバから、送信者ドメイン「@cybersolutions.co.jp」のメールが送信された場合、受信側でなりすましメールとして判定されます。
TTL
TTLとは、DNSサーバが返す情報の有効期間のことです。
下記図の「10分間」が「TTL」に該当します。
これは、前回DNSサーバに問い合わせた時に得た古い情報が10分間残ることを意味します。
MXレコード切替の際に、TTL値を短くすることが推奨されますが、これはTTL値を短くすることで古い情報の残存時間が減り、新しい情報が反映されやすくなるためです。