本記事では、メールデータの移行手順について説明しています。
CYBERMAIL Σにはメールアドレスの変更機能がありません。そのため、変更後のアカウントを新規アカウントとして作成する必要があります。必要に応じて、旧アカウントのメールデータを新アカウントのメールボックスへ移行してください。
手順
メールデータの移行方法は以下の通りです。いずれかの方法をご検討ください。
移行方法 | 特徴 |
---|---|
フォルダエクスポート・インポート | CYBERMAIL Σのフォルダエクスポート・インポート機能を使用します。 インポート可能なメールサイズの上限は200MBまでです。 |
IMAPで移行 | メールクライアント上でメールデータを移行する方法です。IMAP同期によりメールクライアント上でのデータ移行がCYBERMAIL ΣのWebメール画面にも反映されます。 ※複数アカウントで大量のメールデータを移行しようとすると、お客様ネットワーク帯域に影響を及ぼす可能性があります。できるだけユーザ利用の少ない時間帯に、小分けにして移行していただくようお願いいたします。 |
外部メールで移行 | CYBERMAIL Σの外部メール機能を使用して、別アカウントのメールをPOPで取得する方法です。移行したメールにアイコンが付与されます。(→手順12参照) ※複数アカウントで大量のメールデータを移行しようとすると、サーバへ負荷がかかる可能性があります。できるだけユーザ利用の少ない時間帯に、小分けにして移行していただくようお願いいたします。 |
フォルダエクスポート・インポート(メールデータが200MB以下の場合)
例として、変更前(移行元)のアカウントをuser0001、変更後(移行先)のアカウントをuser0002とします。
- 移行元アカウント(user0001)へログインします。
- フォルダ管理 へ移動し、移行対象のフォルダにチェックを入れ「エクスポート」ボタンをクリックします。
- 「UNIX mbox形式」を選択し、「OK」をクリックします。
- エクスポートが完了すると、「エクスポートファイル準備完了通知」が届きます。
通知メールからメールデータをダウンロードします。
※ZIP形式でダウンロードされますので、解凍してください。 - 移行先アカウント(user0002)へログインします。
- フォルダ管理 へ移動し、インポート先フォルダにチェックを入れ「インポート」ボタンをクリックします。
- 4.でダウンロード・解凍したMBOXファイルを選択し、「OK」をクリックします。
インポートが完了すると、フォルダ画面へ戻りますのでそのままお待ちください。
IMAPで移行
例として、変更前(移行元)のアカウントをuser0001、変更後(移行先)のアカウントをuser0002とします。
- 移行元アカウント(user0001)、移行先アカウント(user0002)のユーザレベルで「IMAP4」が有効になっていることを確認します。
管理者画面 > アカウント > ユーザレベル > 全般 > IMAP4 - メールクライアントに移行元アカウント(user0001)と移行先アカウント(user0002)を両方作成します。POPではなくIMAPアカウントとして作成してください。
■メールクライアント側の設定方法については以下をご参照ください。
Outlookの設定(Outlook2013/Outlook2016/Office365)
Thunderbirdの設定 - メールクライアント上で、移行元アカウントのメールデータをフォルダごとドラッグ&ドロップ等で移行先アカウントへ移行します。
外部メールで移行
例として、変更前(移行元)のアカウントをuser0001、変更後(移行先)のアカウントをuser0002とします。
- 移行元(user0001)のユーザレベルで「POP3」が有効になっていることを確認します。
- 移行先(user0002)のユーザレベルで「外部メール」が有効になっていることを確認します。
管理者画面 > アカウント > ユーザレベル > 基本機能 > 外部メール - デフォルトで移行対象のメールは受信BOXのみです。受信BOX以外のメールも移行したい場合は、移行元アカウント(user0001)にログインします。
- 移行対象としたいフォルダを右クリックし、「編集」をクリックします。
- 「属性」タブの「POP3メール受信設定」にて「このフォルダの全てのメールを受信する」を選択し「OK」をクリックします。
- 移行先アカウント(user0002)にログインします。
- 拡張機能 > 外部メール へ移動し、「追加」ボタンをクリックします。
- 「メール受信設定」に移行元アカウントの情報を入力し、「OK」をクリックします。
各設定項目の説明は以下の通りです。項目 説明 アカウント 移行元アカウント(user0001)のメールアドレスを指定します。 パスワード 移行元アカウント(user0001)のCYBERMAIL Σのパスワードを指定します。 メールサーバ アクセスURLを指定します。
例)アクセスURLが「https://example.cybermail.jp」の場合、
メールサーバには「example.cybermail.jp」を指定します。サーバからメールを削除 チェックを有効にすると、移行元アカウント(user0001)のメールボックスから移行済みのメールが削除されます。 受信拒否・フィルタリング使用 チェックを有効にすると、移行したメールに移行先アカウント(user0002)の受信拒否・フィルタリング設定が反映されます。 保存先 移行したメールの保存先のフォルダを指定します。 - 「表示」ボタンをクリックします。
- 移行対象のメールにチェックを入れ、「OK」をクリックします。
※「OK」ボタンは一度のみクリックしてください。「外部メール受信結果」画面が表示される前に、連続して「OK」ボタンをクリックすると重複してメールを受信する可能性があります。 - 「〇件受信」が表示されると成功です。
- 移行したメールにはアイコンが付与されます。こちらのアイコンを外すことはできません。