質問
正常なメールがスパム判定され受信できませんでした。MailGatesの[ログ閲覧]-[受信ログ] のフィルタ結果をみると「SPF 認証失敗」が表示されています。原因と対処方法を教えてください。
回答
「SPF 認証失敗」は、送信元ドメインのSPFレコードで許可されていないIPから送信されたメールであることを示します。
例えば、example.co.jp のSPFレコードが以下の場合、送信元IP(1.1.1.1/24)以外から送信されたメールをMailGatesでは「SPF 認証失敗」として判定します。
example.co.jp. 3468 IN TXT "v=spf1 +ip4:1.1.1.1/24 -all"
対処方法としては、以下いずれかの方法をご検討ください。
- 送信元ドメインのSPFレコードを修正していただく
- MailGatesの許可送信者や許可条件式に該当メールに合致する条件を登録していただく
1. 送信元ドメインのSPFレコードを修正していただく
送信側での作業となります。「SPF 認証失敗」と表示されたメールの送信元IPを正常なIPアドレスとしてSPFレコードに追記していただくようご依頼ください。
送信元IPは、「受信ログ」の「配信結果 / 送信元IP」欄に表示されています。
2. MailGatesの許可送信者や許可条件式に該当メールに合致する条件を登録していただく
管理者モード > スパムメール管理 > 許可・拒否設定 へ移動し、「IPホワイトリスト」「許可送信者」「許可条件式」のいずれかに「SPF 認証失敗」と表示されたメールに合致する条件を登録します。
許可設定に合致したメールは、SPF認証に失敗しても正常メールとして受信します。
設定例)
・IPフィルタ
管理者モード > メールセキュリティ > フィルタ設定 > IPフィルタ > IP許可リスト
・送信者フィルタ
管理者モード > メールセキュリティ > フィルタ設定 > 送信者フィルタ > 許可送信者リスト
・コンテンツフィルタ
管理者モード > メールセキュリティ > スパムフィルタポリシー > コンテンツフィルタ > 許可条件リスト