メール処理

本記事では、メール処理の以下メニューについて説明しています。

 

  1. 正常メール
  2. スパムメール
  3. ウイルスメール※MAILGATES Σ/Cloud Mail SECURITYSUITE のみ
  4. 暗号化ZIPメール ※MAILGATES Σ/Cloud Mail SECURITYSUITE のみ
  5. 通知メール設定

 

 

 

正常メール

正常メールと判定されたメールについて、件名や本文を変更して受信することが可能です。

各設定値の説明は以下の通りです。

 

設定値 説明
システムデフォルト値 メールを受信者へ配送します。
送信 メールを受信者へ配送します。
警告タグ 正常メール判定されたメールのヘッダーに任意のヘッダを追加することができます。
メールヘッダは、一般ユーザの目に触れにくいため、ユーザ側では意識せずに管理者側で正常メールであることを特徴づけることができます。
MailGates側の設定だけではなく、MailGatesの配送先サーバ側で追加されたヘッダに適応する条件を別途設定いただく必要があります。
警告メッセージ(件名) 正常メール判定されたメールの件名の頭に任意の文字列を追加します。
警告メッセージ(本文) 正常メール判定されたメールの本文の一番上に任意のメッセージを追加します。
UTF-8にエンコード 件名と本文をUTF-8でエンコードします。
元メールの文字コードが「警告メッセージ」で設定した文字列に対応していない場合、文字化けする可能性があるため、日本語文字列を設定する場合はチェックを有効にしていただくことをお勧めします。

 

 

 

スパムメール

スパムメールでは、アンチスパムエンジン(Sophos社)にてスパム判定されたメールや、拒否設定に該当しスパム判定されたメールをどのように扱うかを設定します。

本設定はドメイン内の全ユーザに適用されます。
しかし、ユーザが個別に以下の設定を変更している場合は、ユーザの設定が優先されます。

MailGates > メールセキュリティ > メール設定 > 詳細設定 > スパムメール

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各設定値の説明は以下の通りです。

設定値 説明
システムデフォルト値 「個人隔離フォルダに残す」と同じ動作をします。
警告タグや警告メッセージはつきません。
送信 スパム判定されたメールをメールボックスへ配送します。
「警告タグ」または「警告メッセージ」も同時に設定されることをお勧めします。
削除 スパム判定されたメールを削除します。誤判定があった場合に正常なメールが削除される可能性があるためご注意ください。
削除されたメールは「ログ閲覧」から送信者や件名を確認することができますが、本文や添付ファイルを確認することはできません。また、メールアーカイブにも残りません。
個人隔離フォルダに残す
(=MailGates 上に残す)
スパム判定されたメールをMailGates上の各ユーザごとの隔離フォルダに隔離します。隔離されたメールはユーザ自身または管理者で確認できます。
参考)隔離されたメールを確認する方法
※保留期間:14日
ドメイン隔離フォルダに残す スパム判定されたメールをメールボックスまで配送せず、MailGates上のドメイン単位の隔離フォルダに隔離します。ドメイン単位の隔離フォルダは、管理者のみが確認できます。
一般ユーザが受信したスパムメールを管理者側で一元管理したい場合に使用します。
参考)隔離されたメールを確認する方法
※保留期間:14日
警告タグ スパム判定されたメールのヘッダーに任意のヘッダを追加することができます。
メールヘッダは、一般ユーザの目に触れにくいため、ユーザ側では意識せずに管理者側でスパムメールであることを特徴づけることができます。
MailGates側の設定だけではなく、MailGatesの配送先サーバ側で追加されたヘッダに適応する条件を別途設定いただく必要があります。
警告メッセージ(件名) スパム判定されたメールの件名の頭に任意の文字列を追加します。
設定例)
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警告メッセージ(本文) スパム判定されたメールの本文の一番上に任意のメッセージを追加します。
設定例)※HTML形式のメールの場合
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※TEXT形式のメールの場合
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UTF-8にエンコード 件名と本文をUTF-8でエンコードします。
元メールの文字コードが「警告メッセージ」で設定した文字列に対応していない場合、文字化けする可能性があるため、日本語文字列を設定する場合はチェックを有効にしていただくことをお勧めします。

 

 

 

ウイルスメール

※MAILGATES Σ、Cloud Mail SECURITYSUITE をご利用のお客様のみに表示されます。

ウイルスメールを受信した場合の通知先を設定します。
本設定はドメイン内の全ユーザに適用されます。

MailGates > メールセキュリティ > メール設定 > 詳細設定 > ウイルスメール

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各設定値の説明は以下の通りです。

 

設定値 説明
システムデフォルト値 ウイルスメールを削除し、通知メールは送信しません。
削除 ウイルスメールを削除し、「通知メールを送信」でチェックを有効にした宛先にウイルスメール削除通知を送信します。
「通知メールを送信」で何もチェックを入れなかった場合、通知メールは送信されません。

 

 

暗号化ZIPメール

※MAILGATES Σ、Cloud Mail SECURITYSUITE をご利用のお客様のみに表示されます。

暗号化ZIPメールでは、パスワード付きZIPファイルが添付されているメールを隔離してウイルスチェックを行うかどうかを設定します。本設定はドメイン内の全ユーザに適用されます。
参考)パスワード付きZIPファイルのウイルスチェック機能

MailGates > 管理者モード > メールセキュリティ > ウイルス対策 > 暗号化ZIPメール > 暗号化ZIPメール設定

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各設定値の説明は以下の通りです。

  設定値 説明
オプション システムデフォルト値 「無効」と同じ動作をします。
  無効 パスワード付きZIPファイルを隔離しません。
  有効 パスワード付きZIPファイルを隔離します。
※保留期間:30日(30日後削除されます)
  添付ファイルサイズ 添付ファイルサイズによって隔離対象のファイルを制限します。
すべてのパスワード付きZIPファイルを隔離したい場合は、チェックを外してください。
暗号化ZIPメール処理 システムデフォルト値 「個人隔離フォルダに残す」と同じ動作をします。
  ドメイン隔離フォルダに残す ドメイン管理者のみアクセス可能な隔離フォルダにZIPファイルを隔離します。
ドメイン管理者がZIPファイルを解凍する必要があります。
  個人隔離フォルダに残す

ユーザ毎の隔離フォルダにZIPファイルを隔離します。ユーザ自身でZIPファイルを解凍する必要があります。

添付ファイルサイズ条件に該当しなかった場合の処理 警告メッセージ(件名)

パスワード付きZIPが添付ファイルサイズ条件に該当しなかった場合、該当メールの件名頭に任意の文字列を追加してメールボックスへ配送します。

  警告メッセージ(本文)

 パスワード付きZIPが添付ファイルサイズ条件に該当しなかった場合、該当メールの本文の一番上に任意のメッセージを追加してメールボックスへ配送します。

  UTF-8にエンコード

件名と本文をUTF-8でエンコードします。
元メールの文字コードが「警告メッセージ」で設定した文字列に対応していない場合、文字化けする可能性があるため、日本語文字列を設定する場合はチェックを有効にしていただくことをお勧めします。

 

 

 

通知メール設定

※「暗号化ZIPメールの通知」メニューは、MAILGATES Σ、Cloud Mail SECURITYSUITE をご利用のお客様のみに表示されます。

通知メール設定では、隔離通知メールや暗号化ZIPメールの通知周期を設定します。

本設定はドメイン内の全ユーザに適用されます。
しかし、ユーザが個別に以下の設定を変更している場合は、ユーザの設定が優先されます。


隔離通知メール

<ドメイン設定>

管理者モード > メールセキュリティ > メール設定 > 詳細設定 > 通知メール設定
<ユーザ設定>
メールセキュリティ > メール設定 > 詳細設定 > 通知メール設定

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暗号化ZIPメールの通知
管理者モード > メールセキュリティ > ウイルス対策 > 暗号化ZIPメール > 通知設定

※ユーザ設定は不可

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隔離通知メールとは

隔離通知メールは、[メールセキュリティ]-[メール設定]-[詳細設定]-[スパムメール]にて「個人隔離フォルダに残す」を設定している場合に、現在隔離されているメールの一覧を受信者へ通知するメールです。
「ドメイン隔離フォルダに残す」を設定している場合は通知されません。
参考)隔離通知メールについて

 

 

暗号化ZIPメールの通知とは

暗号化ZIPメールの通知は、[メールセキュリティ]-[ウイルス対策]-[暗号化ZIPメール]を有効にしている場合に、暗号化メールが隔離されたことを受信者へ通知するメールです。
「ドメイン隔離フォルダに残す」を設定している場合は通知されません。

 

 

各設定値の説明は以下の通りです。

  設定値 説明
メール通知周期 システムデフォルト値 「周期設定」で「6時間」を指定した時と同じ動作をします。
  通知メールを送信しない 隔離通知メールを送信しません。
  周期設定 隔離通知メールを指定した周期で送信します。
  時刻設定 隔離通知メールを指定した時刻に送信します。
通知メールのセキュリティ設定 隔離通知メールからの操作時にログインを免除する チェックを有効にすると、隔離通知メールの「送信」「送信して個人許可送信者に追加」「削除」、件名のリンクをクリックした際にログイン画面が表示されず直接操作できます。
チェックが無効になっている場合は、ログイン画面が表示されます。
  隔離通知メールから直接ログインを行う チェックを有効にすると、隔離通知メールの「MailGates サーバにログイン」のリンクをクリックした際に、ログイン後画面が表示されます。
チェックが無効になっている場合は、ログイン画面が表示されます。
暗号化ZIPメールの通知 システムデフォルト値 「通知のみ(HTML形式)」を同じ動作をします。
  通知のみ(HTML形式) 暗号化ZIPメールが隔離された場合に、HTML形式の通知メールを送信します。
参考)通知メールのサンプルはこちら
  通知のみ(TEXT形式) 暗号化ZIPメールが隔離された場合に、TEXT形式の通知メールを送信します。
参考)通知メールのサンプルはこちら
  本文内にリンクを追加(添付ファイルなし) 元のメールの本文の上に、添付ファイルが隔離されたことを示すメッセージを追加します。
元のメールに添付ファイルはついていません。
メッセージ内のリンクからMailGatesへログインしてウイルススキャンを実施することが可能です。
参考)通知メールのサンプルはこちら
  本文内にリンクを追加(添付ファイルあり) 元のメールの本文の上に、添付ファイルが隔離されたことを示すメッセージを追加します。
元のメールに添付ファイルはついています。
メッセージ内のリンクからMailGatesへログインしてウイルススキャンを実施することが可能です。
参考)通知メールのサンプルはこちら

 

  

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