本記事では、送信ドメイン認証について以下の内容を説明しています。
対象のお客様
- CYBERMAIL Σ をご契約のお客様
- CYBERMAIL Σ ST のオプション「アンチスパム・アンチウイルス」をご契約のお客様
- MAILGATES Σ のオプション「アンチスパム・アンチウイルス」をご契約のお客様
- Cloud Mail SECURITYSUITE 下記プランをご契約のお客様
Standard / Premium
受信対策 / 送受信対策 / エンタープライズ - 損保セキュアメールをご契約のお客様
送信ドメイン認証とは
SPF 認証、DKIM 認証、DMARC 認証、イメージスパムフィルタ 機能をドメイン単位で有効・無効にする設定です。
各機能の説明については、以下のFAQをご参照ください。
SPF認証・DKIM認証・DMARC認証について
イメージスパム検知機能を追加(2020/03/17~)
基本的にいずれの設定も特別な理由がない限り、デフォルトの状態のままで問題ございません。
有効にした場合の動作・影響 | 無効にした場合の動作・影響 | |
---|---|---|
SPF 認証 (デフォルト値: 有効) |
送信元ドメインのSPFレコードに従って、なりすましメールをスパム判定することができます。 送信元で正しくSPFレコードが登録されていない場合、正常なメールがスパム判定される可能性があります。 |
なりすましメールが検知されなくなります。 |
DKIM 認証 (デフォルト値: 有効) |
受信メールにDKIM署名が付与されている場合、メール本文が改ざんされていないかどうか検証します。検証結果はスパム判定には影響しません。 | 受信メールにDKIM署名が付与されていても、署名を検証しません。(改ざんをチェックしません。) |
DMARC 認証 (デフォルト値: 有効) |
送信元ドメインのDMARCレコードに従って、受信拒否・スパム判定・そのまま受信のいずれかの処理を行います。 送信元で正しくSPFレコード・DKIM署名が登録されていない場合、正常なメールがスパム判定または受信拒否される可能性があります。 |
送信元ドメインのDMARCレコードは参照せず、スパム判定またはそのまま受信のいずれかの処理を行います。 |
イメージスパムフィルタ (デフォルト値: 無効) |
イメージスパムの特徴を持つメールをスパム判定します。 メールマガジンなど、画像比率の高いメールが誤ってスパム判定される可能性があります。 |
画像比率によるスパム判定を行いません。 |
設定方法
- MailGatesにドメイン管理者でログインします。
- 管理者モード > メールセキュリティ > 送信ドメイン認証 へ移動し、対象機能の有効・無効を変更します。
- 画面下部の「保存」をクリックします。
●SPF認証
管理者モード > メールセキュリティ > 送信ドメイン認証 > SPF認証
●DKIM認証
管理者モード > メールセキュリティ > 送信ドメイン認証 > DKIM認証
●DMARC認証
管理者モード > メールセキュリティ > 送信ドメイン認証 > DMARC認証
●イメージスパムフィルタ
管理者モード > メールセキュリティ > スパムフィルタポリシー > メール本文防御 > イメージスパムフィルタ
SPF認証・DMARC認証の除外設定
正常なメールが誤って「SPF認証失敗」「DMARC認証失敗」によりスパム判定または受信拒否される場合は、以下FAQに記載の設定にて回避が可能です。
「SPF 認証失敗」が表示されスパム判定される
メールを受信できない(550 sorry, we don't allow this mail.)