本記事では、無害化設定の「転送先設定」について以下の内容を説明しています。
転送先設定とは
転送先設定では、どのメールを無害化するかという条件を設定できます。
デフォルトではすべての受信メールを無害化転送するように以下の条件が設定されています。
上記条件とは別に条件を追加することで、以下のような要件を実現できます。
デフォルトの設定のままで運用上支障がない場合は、条件を追加いただく必要はございません。
- 条件に一致したメールのみ無害化転送したい
- 一部のメールは無害化せずに原本メールのまま転送したい
※転送先設定に表示されているメールサーバのIP/ホスト名は、お客様にてご変更いただけません。弊社営業までご連絡ください。
設定方法
- CYBERMAIL Σ ST にログインし、管理者画面 > モジュール > 無害化転送 > 転送先設定 へ移動します。
- 「新規」をクリックします。
- 条件を設定します。
①「フィルター設定」で条件を無害化転送したいメール(またはオリジナル転送したいメール)に合致する条件を設定します。
②「フィルタールールに一致した場合」で設定した条件に一致した場合に行う動作を選択します。各項目の説明は以下の通りです。項目 説明 無害化転送 無害化処理を行い、無害化処理後のメールを開通時に指定されたサーバへ転送します。 オリジナルメールを転送 無害化処理を行わず、原本メールをそのまま転送します。 転送しない 無害化処理を行わず、原本メールも転送しません。
原本メールはCYBERMAIL Σ STのメールボックスでのみ確認できます。受信者と同一アドレスへ転送 CYBERMAIL Σ ST が受信したメールの受信者と同一アドレスへ転送します。 次のアドレスへ転送 指定のアドレスへ転送します。
【設定例】送信者が@example.co.jpのメールは無害化転送せずに原本メールを転送する場合
- 「順序」ボタンで、作成した条件を適切な位置へ移動します。
※各条件は上から順に判定されます。上位のルールに合致した場合、下位のルールはスキップされます。
制限事項
・無害化転送の際に、Reply-toはFromと同じアドレスへと書き換えが行われます。