本記事では、EMERGENCYMAIL(別ドメインプラン/同一ドメインプラン)の上位に他社セキュリティサービスを置いてメールを受信する場合に必要な手順について説明しています。
MXレコードは他社セキュリティサービスに向けて運用されることを前提として記載しております。
事前準備
- CyberMailへのアカウント登録
- MailGatesのIPホワイトリストへ上位セキュリティサーバのIPを登録 (別ドメインプランのみ)
- SPF認証・DKIM認証・DMARC認証を無効化 (別ドメインプランのみ)
- SPFレコードの追加
※作業にあたり、ご不明な点がございましたら切替当日までにサポートにお問い合わせください。
その際、想定される配送経路などの資料などございましたらご提供いただけますでしょうか。
※通常の保守サポートは平日9:00~18:00までです。休日や夜間帯に電話待機やサポート対応を
希望される場合は、有償作業として別途費用が必要です。
費用については営業担当までご連絡ください。
CyberMailへのアカウント登録
切替までにCyberMailへのアカウント登録が完了していることをご確認ください。
アカウントが未登録の場合メールを受信できません。
MailGatesのIPホワイトリストへ上位セキュリティサーバのIPを登録 (別ドメインプランのみ)
目的
MailGatesと上位セキュリティサーバの2か所でスパム判定することになりますと、どちらでスパム判定されたか判別が難しくなるため、MailGates側のスパム判定を無効化します。
設定箇所
MailGatesへadminでログインします。右上の「管理者画面に切替」を押します。管理者モードでは、ドメイン全体に関わる設定が可能です。
スパムメール管理 > 許可・拒否設定 へ移動し、「IPホワイトリスト」に上位セキュリティサーバのIPを登録します。
IPホワイトリストに合致したメールはMailGatesでのスパム判定をスキップします。
SPF認証・DKIM認証・DMARC認証を無効化 (別ドメインプランのみ)
目的
MailGatesから見た場合、受信するすべてのメールの送信元IPが他社セキュリティサーバのIP(SPFレコードで許可されていないIP)になります。そのため、正常なメールもSPF認証・DKIM認証・DMARC認証で拒否またはスパム判定されます。これを防ぐためにMailGatesのSPF認証・DKIM認証・DMARC認証を無効化します。
設定箇所
MailGatesの管理者モード > スパムメール管理 > フィルタリング設定 へ移動し、「SPF 認証」「DKIM認証」「DMARC 認証」を無効化します。
SPFレコードの追加
EMERGENCYMAILから送信されたメールが受信側でスパム判定されることを防ぐため、お客様ドメインのSPFレコードに、EMERGENCYMAILのIPアドレスを追加していただくことを推奨いたします。
SPFレコードに追記すべき内容については、SPFレコードの設定をご参照ください。
切替当日作業
メール配送先設定の確認 (同一ドメインプランのみ)
障害時に備えて、Microsoft 365 や Google Workspace 障害発生時の配送先切替手順を確認しておきます。
※作業実施いただく必要はなく、手順の確認のみで問題ありません。
「自ドメイン許可設定」の削除 (別ドメインプランのみ)
- MailGatesにadminでログインします。
- 管理者モード > スパムメール管理 > 許可・拒否設定 > 許可条件式 へ移動します。
- 「自ドメイン許可設定」を削除します。
※本設定はEMERGENCYMAILの同一システム収容の他のお客様からご契約ドメイン宛にメールを送信した際に、MX切替前に意図しないスパム判定が発生することを回避するための初期設定です。
上位セキュリティサーバの配送先をMailGatesへ変更する
上位セキュリティサーバ側で、受信したメールをMailGatesへ配送するように設定変更します。
設定値 | 開通通知書の「MXレコード」に記載の値 例)mgh.cybermail.jp |
設定箇所・設定方法 | 上位セキュリティサーバ側へご確認ください。 |
外部メールサーバからお客様ドメイン宛てにメールを送信してください。
同一ドメインプランの場合
他社セキュリティサービス経由でEMERGENCYMAILのMailGatesを通過して、
現在のメールサービスで受信できることをご確認ください。
別ドメインプランの場合
他社セキュリティサービス経由でEMERGENCYMAILのMailGatesを通過して、
CyberMailで受信できることをご確認ください。