本記事では、特定の条件に合致したメールをZIP暗号化で送信し、それ以外のメールを添付ファイル分離(添付リンク)で送信する設定例を記載しています。
設定例
- 宛先によって、ZIP暗号化送信と添付ファイル分離送信を使い分ける
- メールサイズによって、ZIP暗号化送信と添付ファイル分離送信を使い分ける
- 件名頭の文字列によって、ZIP暗号化送信と添付ファイル分離送信を使い分ける
※設定例2は審査オプションが必要です。
1. 宛先によって、ZIP暗号化送信と添付ファイル分離送信を使い分ける
以下2通りの方法がございます。
メール審査を使用する方法 |
・他の審査ルールと組み合わせることで送信者アドレスによる |
送信機能管理「ZIP暗号化」「添付ファイル分離」を使用する方法 |
送信者アドレスによる除外設定はできません。 |
メール審査を使用する方法
例として、「user@example.co.jp」と「*@example2.co.jp」宛てのメールをZIP暗号化で送信し、それ以外の宛先へのメールを添付リンクで送信します。
- 「添付ファイル暗号化」と「添付ファイル分離」を無効化します。
- 審査ルールを2つ作成します。
※ルール①とルール②の「一致した際の実行動作」は交換しても問題ありません。
◆1つ目のルール
「受信者」にはメールアドレスまたは*@ドメインを入力してください。
追加のアドレスがある場合はプラスボタンから新しい行を追加して条件を設定してください。user@example.co.jp
*@example2.co.jp
◆2つ目のルール
「送信者」に以下の値を入力してください。
*@お客様ドメイン
送信機能管理の「ZIP暗号化」「添付ファイル分離」を使用する方法
例として、「user@example.co.jp」と「*@example2.co.jp」宛てのメールをZIP暗号化で送信し、それ以外の宛先へのメールを添付ファイル分離で送信します。
- 管理者モード > 送信機能管理 > 添付ファイル暗号化 へ移動し、「ZIP 暗号化設定」を「有効」にします。
- 「特定の送信者・受信者のメールアドレス」にチェックを入れ、「受信者メールアドレス」に対象のメールアドレスを入力し、「保存」をクリックします。
- 管理者モード > 送信機能管理 > 添付ファイル分離 へ移動し、「添付ファイル分離設定」を「有効」にします。
- 「特定の送信者・受信者のメールアドレス」にチェックを入れ、以下の通り設定します。
※「受信者メールアドレス(除外)」に2.で「受信者メールアドレス」に指定したメールアドレスを入力します。
受信者メールアドレス設定時、「同一メールに複数受信者が含まれていた場合」が無効の場合、
同一のメールに「受信者メールアドレス」欄に設定されているアドレスの他にも
宛先が含まれる場合にそのアドレスに対しても暗号化・分離を行います。
有効な場合は「受信者メールアドレス」欄に設定されているアドレスに対してのみ暗号化・分離を行います。
2. メールサイズによって、ZIP暗号化送信と添付ファイル分離送信を使い分ける
一定サイズ以上の添付ファイル付きメールを添付ファイル分離で送信し、一定サイズ以下の添付ファイル付きメールをZIP暗号化で送信することが可能です。
※受信側の解凍ソフトがUTF-8に対応していない場合は、ZIPファイル解凍時にファイル名が文字化けする可能性があります。
- 送信機能管理の「添付ファイル暗号化」と「添付ファイル分離」を無効化します。
- 審査ルールを2つ作成します。※審査ルールは上から順に処理されます。
例として、10MBを超える添付ファイルを添付ファイル分離で送信し、10MB未満の添付ファイルをZIP暗号化で送信します。
◆1つ目のルール
◆2つ目のルール
「送信者」に以下の値を入力してください。*@お客様ドメイン
3. 件名頭の文字列によって、ZIP暗号化送信と添付ファイル分離送信を使い分ける
例として、件名が[zip]から始まるメールはZIP暗号化し、[link]から始まるメールは添付ファイル分離送信します。
- 管理者モード > 送信機能管理 > 添付ファイル暗号化 へ移動し、ZIP暗号化設定を「有効」にします。
- 「特定文字列が件名の最初に一致する」にチェックを入れ、「[zip]」を入力し保存します。
- 管理者モード > 送信機能管理 > 添付ファイル分離 へ移動し、添付ファイル分離設定を「有効」にします。
- 「特定文字列が件名の最初に一致する」にチェックを入れ、「[link]」を入力し保存します。